もしも母が認知症になり

私の事を忘れてしまったら

 

なんと晴れ晴れする事だろう

 

だが当の本人は

認知症を恐れている

認知症の人を憐れんでいる

 

忘れられてショックを受けるあなたは

とても幸せな日々を過ごしたのですね

 

ならば

そうしてくれた親御さんに

穏やかな最期をおくらせてあげて下さい

あなたが受けた愛情を

そのままたっぷりと注いであげて下さい

 

私は母が私を忘れてくれたその日から

新しい家族の形を作っていく

私が欲しかった愛のある暮らしを